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2014年2月

日本からの便り

外国に住んでいると日本からの便りは嬉しいものである。
もちろん、最近は手紙よりメールの方が圧倒的に多いけど、手段は何であれ、嬉しさに変わりはない。

私がこっちに来てからもありがたいことに、身障者施設での施術は一緒に働いていた卒業生さんが続けてくれている。時々その施設での状況なんかをメールで連絡してくれるのだが、先日届いた便りは悲しいものだった。

10年以上になるのか、以前この施設に行っていた時からの利用者さんの一人が亡くなったらしい。

重度の身障者施設なので、色々と疾患を抱えている人も多いので、今までにも何人かの利用者さんたちが亡くなっている。
そしてそのたびにお別れをするのだが、今回はそれができない。

こういう時、ああ、私は今、日本から遠く離れたところに住んでいるんだなと、強く思う。

この方は、聞こえない、見えない、話せない、人だった。

身体の大きな人で、精神的に落ち着きがなくなると車いすを激しく揺らす癖があり、初めて施術した時に施設の職員から「激しくなりそうだったら言ってください。後ろに倒れちゃいますから。」って、言われて少々ビビりながら(笑)始めたら、案の定、だんだん車いすを激しく揺らすようになって途中で中断したことを思い出す。

でも、それから何回もしないうちに落ち着いて受けてもらえるようになって、最後には膝枕まで要求されたなあ。(マットの上で他の人の施術をしていたら、手で私の膝を引き寄せて、そのまま枕にしちゃったの。)

話すこともできない人と関わることができたのも、リフレクソロジーのお陰。

まだ施設に慣れていない時、(これはずいぶん前のブログにも書いたけど)どうしてこの人はこの世の中に存在する意義ってなんだろう?って、考えたことがある。

見えない、聞こえない、話せない、歩けない。

でも、ある日この人の施術をしている時に「ああ、少なくとも私には必要な人なんだ。」って、気がついた。
この人に施術することによって、私はコミュニケーションの手段として、リフレクソロジーをとらえることができるようになったんだ、って。

人は誰でも、与え、受け取るものなんだなと、思う。それがどのような人であれ。

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学校の先生に、リフレクソロジー

すっかりご無沙汰している間に、ベルギーの首相と同じレストランでご飯を食べたり(あ、偶然ね)、次の日には市場で、出会い、握手してもらったついでにチョコレートまでもらっちゃった。(といっても、選挙用だけどね。)

いくら移民が多い国で、首相本人もイタリアからの移民とはいえ、見るからに東洋人の私に真剣なまなざしでチョコレートを渡し、握手するって、なかなかできないんじゃないだろうか?名古屋の現市長がその昔、大須に来て名古屋弁丸出しで、「こんなところに有権者おるんか?」と言ったのとはえらい違い。ため息出るな~。

ベルギーの首相は、ゲイであることを公言していることでも有名だけど(あ、誰が首相か知らないか・・・)レストランでも、ものすごーーーーーーくきれいな顔をした青年とご飯食べてた。本人もいつも蝶ネクタイがトレードマークで、やさしい顔してるんだけどね。

あ、本題忘れそう。

お陰様で無事に学校も1ヶ月が過ぎ、順調にフランス語は上達している、と言いたいが、そんな短期間でできるようになるほど、フランス語は甘くないわい!!!と、自分の心に言ってみる。

まあ、なんとかクラスのみんなに慣れたかな~?ぐらい。

まあきっかけは、先生が日本のことを知らない人が多いから、自己紹介をしろ、というので、みんなの前で、名前とか、日本人だとか、日本の名古屋から来たとか、言っただけだけどね。(というか、自己紹介前にもしたんだけどな~。日本と違って、生徒さんも毎回来るとは限らないから、先回の自己紹介の時いなかった人も何人かいるんだけどね。)

で、日本では何の仕事をしていたの?と聞かれたので、リフレクソロジストで、自分の学校で教えてました。って、言ったら、先生はちょっとリフレクソロジーに興味を持ったみたいで、それからネットでいろいろ調べてた。

どうやら腰痛があるみたいで、それにもいいのかって?聞いてきた(と思う。)で、ウィ、ウィと、言っておいた。笑。

で、昨日授業中、先生の腰が痛み出したらしく、休憩時間を過ぎても辛そうで(なんせこちらの人はアクションすごいからね。)「リフレクソロジー試してみる?」と、通じるかどうかはわからなかったけど一応フランス語で聞いてみたら、すがるような眼で、「効くかな~?」(と言ったと思う。)というので、手にトリートメントを始めたのだけど、それからが大変。

ヴェトナム人の生徒さんが(女性50歳ぐらい?)タイガーバームを出してきて、「これでマッサージをするのよ!」(って、言ったと思う。)先生のシャツをまくり上げ、背中にぐりぐり擦り込み、ぐいぐい背中を押しだしたんだよね。

何気に対抗意識?かな?

すると、他の生徒さんなのか、先生なのかはわからない女の人も来て、一緒にぐいぐいマッサージを始めちゃって、先生は50代の男の人なんだけど、背中に女二人がマッサージ、手にはリフレクソロジー、知らない人が見たら、何これ?ハーレムですか~?状態になっちゃった。

でも、あんまりにも強い力で押しているみたいだから、緊急事態と思い、英語で、「それはあんまりよくないと思う。」って、先生に言ったけど、ヴェトナム人の女性は英語ができないから、ぐいぐいは、おさまらず。

で、しばらくしてから先生は「ありがとう、もういいよ。」と言って、授業を始めたんだけど、その前に英語で、「もし、リフレクソロジーを試したいなら、どうぞ、言ってください。痛みには効果がありますよ。」というと、「どこでできる?ここでもいい?」というので、授業が終わってから教室ですることになった。

ま、アパートは隣なので、私用の小さい椅子とタオルとクッションを持って、学校に戻り、先生に施術。

激痛は治まっていたみたいだけど、施術を始めると、呼吸がゆっくり、深くなった。

そして、終わった後、お金を払うというから。ノン、ノン、ノン、ノン、ノン、ノン、ノン、ノン、ノン、といって、断った。(フランス語で、本当にノンなのよ、という気持ちだと、これぐらいノンを言うこと多し。)

で、しばらく英語とフランス語のチャンポン会話をしてたら、「あー、身体が軽くなった~。」って、言ってくれたので、私も嬉しかったな~。

好転反応の説明はフランス語では無理なので(先生も英語はあまり得意ではないみたいなので。というか、私も英語すっかり忘れてる。)、「お水をたくさん飲んでください。」とだけ言っておいた。

言葉が通じなくても、してあげられることがあるっていいなあ、と、今回改めて思った。

それに、講座の中でもいつも言っているように、施術をすることで相手の人との距離がグンと縮まる。でなきゃ、「あー、俺はもう、おじいさんだ~。」なんて、言葉、先生の口から出てこないもんね。(あ、英語で、アイ・アム・オールド・マン。って、言ったのよ。念のため。)

ベルギーでも、リフレクソロジーのよさを知る人が増えるといいな~。

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頑張ったよ~。

今日でフランス語の学校に通い出して3週間。

上達したのかと聞かれたら、「あんまり・・・」なのだが、少なくとも授業でよく出てくる言い回しや先生の筆記体には慣れたよ。

あと、他の生徒さんともそれなりに慣れ、今日はあのロシアのおばさんに「原爆が落ちたのは、シネ?ジャポン?」って聞かれた。(また、隣の髪の毛くるくるカールのお兄ちゃんが訳してくれたよ。フランス語をフランス語に。笑。)

あのーやっぱりヨーロッパでは中国と日本はほとん同じぐらいに思われてる?

で、たぶん。たーぶーん、「今、放射線の影響は東京ですごいの?」って、聞かれたから、「それは福島だよ。大きい地震があったから。」と、答えた。(細かいことは私のフランス語能力では無理!だから。偶然地震という言葉を知っていてよかった。この前のリュスといい、このおばさんとは縁があるのか?ちなみに地震は、トランブルモン・ドゥ・テール)

そしたら「あなたはどこに住んでたの?」と聞かれたのだが、隣の髪の毛くるくるカールの男お兄ちゃん、ありがたいことに、いちいち、おばさんに代わって私にフランス語で聞いてくる。(確かにおばさんのフランス語の発音はわかりにくいけどさ。←そこが問題なのか?笑。)

「名古屋」と答えたけど、当然知らない。そしたらおばさんは世界地図で教えてくれ、っていうから、教えたよ。

おばちゃんとは友達になれそうだ。うん。よかった。

で、隣の髪の毛くるくるカールのお兄ちゃんなんだけど、どうやら自分の方が話せるから親切で教えてくれるんだけど、これだけ移民が多いと訛りも様々。色んな人の話を聞きとるのも勉強になるんだよね。だから、できればおばさんと二人で話したかったんだけど・・・(でも、あんまり大きな声では言えないけど、このお兄ちゃんだって訛りがあるんだよね。少し。アラブ系みたい。それにさ、文法は私の方がわかるのよ。←負け惜しみ。)

その後休憩の時にカフェを手渡してくれながら、「ミズオは、あんまり話せないよね。(断言!)だからさ、あっちのクラスの方が簡単だと思うから、変えてもらうように頼んだら?そのほうがミズオにはいいよ。」だってさ。

せっかく、他の生徒さんにも先生にも慣れてきたのにね。なんか寂しかったな~。

だから、後半の授業はそのアドバイスについて悩みつつ、事務所にお願いすべきか、先生に相談すべきかどうか迷いながら受けたよ。

で、授業も終わり、どうしようかと思ったけど、帰る時もまた、くるくる兄ちゃん(何気にぞんざいな書き方に変わってる。笑。)が「変えてもらいな、そのほうがいいよ!」って念押しのように言うもんだから、何もせず来週もこのクラスに来たらまた何か言われるかもしれないと思って、頑張って先生に相談してみた。

もう、本当に頑張ったよ~。

でも、「先生、あ~時間ある?あ~、あなたと何か話したい。」ぐらいのフランス語。はは。

ま、先生もおかしなフランス語には慣れているんだろうね、察してくれて、それから二人で空いている教室で話した。(話したのよ!私!)

先生は、私の「もっと簡単なクラスに替わるべきだと思いますか?」の質問に、「そうは思わないけど、あなたはどうなの?」って、聞いてきた。(こういうところは日本と違うね。)

(きっと、「あなた、思う?もっと簡単クラス、替える必要あるか?」ぐらいのフランス語だと思うけど。爆)

「替わりたくはないけど、隣の男の子がいうから・・・」っていうと、「先生としては、問題ないし、すぐにうまくいくよ。」って言ってくれた。

ということで安心したんだけど。何が嬉しかったかっていうと、たどたどしいフランス語とはいえ、相手に自分の言いたいことを伝えることができて、そして、相手が言っていることもわかったから。

ステフとでもフランス語で会話したことが無かったからね。(私がフランス語の文章を言う、というのはよくあるけどね。)

くるくる兄ちゃんのお節介のお陰で貴重な経験できたし。ちょっと、フランス語も何とかなりそうな予感がしてきたよー。

まあ、くるくる兄ちゃんも親切で言ってくれたんだろうけど、もし、また言われたら、取り合えず君が言ったフランス語も理解できたんだから、大丈夫よ。って、言ってやろう。(って、言えるのか?)

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相手は鏡と言うけれど

相変わらずフランス語は上達してないけど、2週間では無理か・・・。でも、日本で文法を勉強してきてよかったわ~。フランス語で説明されてもさっぱりわかんなかっただろうな~。

こっちの生活にも少しは慣れてきて、のんびりする時間もあるけれど、時々日本語で叫んでみたり・・・は、するな。(大丈夫か私?笑。)

知らない土地で、それも言葉が通じないところで生活していると、つくづく相手は自分の心を映す鏡だと思う。

鏡といってもそのまま映すわけじゃなくて、自分の心が相手の姿を映すといったほうがいいのかな?

お陰様で買い物する時は、時々言葉がわからなくても、ま、いっか、と、慣れてきたのか、オバサン根性丸出しになっただけなのかは不明だけど、前よりは緊張することが少なくなった。

だから、市場でも一人で買い物できるし、肉屋さんや新聞屋さんにも一人で行けるもん。(お前は子供か?の世界だが。笑)

でも、この肉屋さんと新聞屋さんは、あまり愛想がよくない。その上、肉屋さんに至っては毎回注文を聞き返される。

最初、日本人で言葉ができないから鬱陶しがられているのかと思って、毎回緊張してお店に行っていた。できれば行きたくないとも思っていたけど、お肉がおいしいから。笑。

でもさ、よく考えたら、ニコニコしてないからといって、後回しにされたり、私にだけ無愛想じゃないんだよね。

自分の中に「あの人は私のことが嫌いかも?」とか、「言葉ができない奴なんてめんどくせー。」なんて思っているんじゃないか?なんて思いがあるから、そう思えるだけでさ。

だってね、新聞屋さんだって、切手を5枚買うと4枚分の値段になるから、日本によく送るなら5枚つづ買うといいよ。って教えてくれたし、肉屋さんでも、肉はこう切ればいいからね、と、身振りで教えてくれたし、あっちの方が勝手に無愛想でめんどくさがりの嫌な奴、に思われていい迷惑だよね~。はは。

なので、懲りもせず、市場の帰りに肉屋さんに寄って(またもや聞き返されたけど)買物したとき、三輪で、いくら、のネギを買ってしまい(言葉がわからず一つでいいと言えなかった。日本でいう長ネギの倍ぐらいの太さのネギ12本。泣。あ、でも安かった!笑。)、バックパックにも入らず腕に抱えていたら、肉屋のおじさんたちが気の毒がって、大きな手提げ袋をくれたのよ、小さな買い物しかしてないのに。(あ、でも、この間おじさんたちはニコリともせず。)

今日も新聞屋さんによって買物をしてからスーパーに行ったんだけど、会計の時に小銭入れが無いことに気がついたの。新聞屋さんで出したことを覚えていたから(ああ、まだこれぐらいの記憶力は残っているのじゃ。)新聞屋さんに寄ってみると、私の顔を見るなり、「忘れて行ったでしょ?ここに置いてあったよ。」っと、言ってくれて無事に私の手元に戻った。(新聞屋さんもこの間ニコリともせず。笑)

みんないい人なのよ。実は。自分の中の劣等感が相手を悪い奴に見せていただけ。

相手のことをいじわるな人、と決めつけて接したら、相手だって本当に意地悪になるよね。

きっと私の目つきだって、悪かったに違いない。
おっさんに負けるもんか!って、感じでさ。
私だってきっと、相手にそう思われてたら、接し方もギクシャクしちゃうだろうし、結果感じ悪い人になっちゃう。それにおじさんたちだって、緊張するよね、言葉のできない外国人が来れば。

もうちょっとで、感じが悪い風おじさんたちを真正のいじわるおじさんにするところだったわ。
日本人の代表として(大げさすぎるか)友好を深めなくてないけないのにね。

ここモンスに日本人は、私を含めて4人らしい。住んでいるかは不明だけど、王立の音楽学校があって(王立!だって。)そこに先生がひとりと生徒さんが二人いるらしい。

まあ、めずらしい日本人だから、いいか悪いかは別にしてすぐに覚えてもらえるので、便利な時もあるんだけどね。(前に市場で、「コンニショワー!」って言われた。映画タクシーのせいだな。)

まあ、時々めげながらも何とか元気にやってる今日この頃。

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