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ローリング

といっても、ローリング・ストーンズじゃなくて、炎症の際における白血球の動きのこと。
ベーシックコースでも、養成講座ほどではないけれど解剖生理学の講義をする。
反射区の臓器の働きなんかを理解するのも大事なことだから。
それと好転反応の理解をするには炎症のメカニズムもとっても大事。
炎症反応とは言葉を換えれば「防御と修復」であり、私たちの免疫が正しく働いているということ。炎症が起こらないと傷は治らない。

どこかに修復すべきところ(まあ、傷だと思ってください)ができると、まず白血球の一種の好中球がやってきて傷の近くの血管内皮にくっつく、そして血管内皮の透過性が亢進したら血管内皮から離れないようにして(血流で流されないようにするため)回りながら動いて移動して、血管外に出ていく。このことをローリングという。(または辺縁趨向)
そして、血管は拡張して血圧を下げ、流れを遅くする。そして本人にそのことを教えるために侵害受容器へ刺激を送り痛みを感じさせる。じゃないと、安静にしないから走ったりしてせっかく血圧下げて血流を遅くしているのに、血圧あがったら白血球が「あれ~」と流されてしまうから。(これが、炎症の4徴候、発赤、温感、腫脹、疼痛)

と、こういう話もするのだが、先日のベーシックの受講生さんは、大阪出身の方。
このローリングの話やその他いろいろ、人の身体の働きなんかを面白がってくださった。
そして、これからは傷を見ると「あ~、きっと、中でまわってはるわ~。」って、思うんでしょうね、と。
なんだかその大阪弁の響きがやさしい感じで、これからは、私も傷を見るたび「まわってはるわ~。」と、思いそう。

先日も書いたけど、人の身体って本当に素晴らしい。
60兆を超える細胞が日々休まず働いて私たちを生かしてくれているんだから、感謝しないとね。

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コメント

ローリングについて勉強になりました。
ところで、なぜローリングはローリングというのでしょう??
何がロール "Roll" するんでしょうか?

投稿: tk | 2010年1月20日 (水) 17時30分

tkさん、お役に立てたようで何よりです。
白血球が血管壁にくっついて回りながら(Roll)移動するので、ローリング。だから、白血球です。

投稿: mizu | 2010年1月20日 (水) 18時00分

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