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久しぶりに本の虫

最近本の虫になっていて更新が遅くなった。
活字がないと生きていけないというほどではないが、時折狂ったように読むのである。
最近のきっかけは、3年ほど前に買った橋本治の『「三島由紀夫」は何ものだったのか』を久しぶりに読み返したから。
そうしたら20年ほど前に読んだ『豊饒の海』をどうしても読みたくなって読みだしてしまったのだ。(その頃ちょっと背伸びして三島由紀夫ばかりを読んでいた。その五年後三島由紀夫の友人だった人と出会ってお友達になったのだが、不思議な気分だった。ああ、でもこの方も亡くなってしまったけど。)

そのまま連鎖反応で、他のまだ読んでいなかった三島由紀夫を読んだり、文体が好きな森茉莉の『貧乏サヴァラン』なんかを読んで、現実逃避をしていた。

三島由紀夫の華麗なる装飾的文体や森茉莉の食べ物に対する描写が楽しい。(私も食いしん坊なので。森茉莉の様に食べ物を飲み物をうまく書ける人はいないと思う。)
どちらにしても、何かを表すのに凡人では思いつかないような描写をする。まあ、だから物書き(三島由紀夫には失礼か?)なんだろうけど。
それに、この頃の文体は何ともいえず好きなのだ。
内ポケットは、内かくし。
ケチは、吝嗇。
ドイツは、独逸。
ベルリンは、伯林。
などなど。

また、二人に共通する貴族趣味も自分とはかけ離れた世界なので現実逃避には最高なのだ。(三島由紀夫の西洋風の家は実際に見ると写真よりちゃっちいらしいが。橋本治の本に書いてあった。)

40過ぎてもどちらかと言うと空想の世界に住んでいるようなところが半分ある私には、時々こういう時間がないとくたびれる。
夕べも仕事が終わってから眠る前に一冊読んでしまったので、今日も何か買ってこよう。

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