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できない仕事は回ってこないと言うけれど

最初、姉から、バレエの先生を頼まれた時はどうしようかと思った。だって、私、35歳から初めて、3年位しかバレエをやっていなかったのだ。

確かに自分の先生の頼まれて、子供バレエの代教はしていたこともあるのだが、それも先生がいてこそなのに。

甥を教えて欲しいだけでではなくて、どうせなら近所の子に声をかけるから、だって。

「大丈夫かいな・・・」と言いつつ、先生を初めて1年半。

お月謝は安いし、先生は経験不足、なのに、変に厳しい。というへんてこりんな教室だが、教える子供達もちょっぴり増え、大人のバレエストレッチも、少し増えた。ありがたいことである。

バレエは、ほんとに楽しくない。辛い。誰でもすぐにできるものではない。踊るなんて、形容がつくのは、ずっと先。単調なバーレッスンを繰り返し繰り返し。でも、それが本当に大事。
それを頑張ってやっていると、ある日突然、できなかったものができるようになる。

この間も、初級クラス(しか、教えられないのだけれど・・・)の、女の子が、突然ピルエットを回れたり、アントラルセが、できるようになった。

本人はあまり気がついてないようだが、本当に突然、「あら、きれい。」だったのだ。

教える喜びというものは、こういうことだ。少し前から、バレエが辛そうだったので、嫌にならなければいいのだけれど、思っていたことろなので、ほんとによかった。神様は見ているのである。ちゃんと。

小さな子供達のクラスも花が咲いたように、赤やら、白やら、ピンクやら、色とりどりのチュチュで、ド派手なクラスになっている。

大人のバレエストレッチも最初に比べたら、皆さん装いが変わってきている。だばだばのトレーニングパンツだったのが、よりぴったりしたスパッツなどに。

無謀なバレエクラスという声も聞こえてきそうなのだが、今のところみんなそれなりに上達している。

できない仕事は回ってこないというけれど、本当にそうなんだな、と、実感するのである。

基本の大事さ、身体を動かす喜び、辛いことの先に喜びが待っていることを教えてくれたバレエは私にとって、自分の可能性を信じることも教えてくれた。

でも、今一番に感謝する相手は、こんな私でも先生と呼んでくれる生徒さんたち。

先生は、ひとりでは、先生になれないのだから。

来週も頑張ろうね。

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